こんにちは、神奈川・逗子・葉山にあるSUPスクール、
スイッチスタンスのRYUHOIです!!
海の状況次第でいろんなコンディションがあるのが、SUPの楽しみの1つ♪
時には無風のフラット海面だったり、ある時は波乗りで遊んだり。
だけど時として自然に翻弄されてしまうことも。。。
自然相手のスポーツ、くれぐれも無理は禁物です。
だけど上手い方ほど、どんなコンディションでもラクに速く漕げているのも事実です。
今日は向かい風の中での漕ぎ方について考えてみたいと思います。
向かい風で苦戦している方のお役に立てれば幸いです 😊
①向かい風になるとどうなるのか
SUPをしていると向かい風で漕がなければいけないシチュエーションは多々あります。
オンショア(海から浜に向かって吹く風)の場合は沖に出る時には向かい風になるでしょうし、
オフショア(浜から海に向かって吹く風)の場合は帰って来る時に向かい風になるでしょう。
無風でない限りは、向かいの中を漕ぐというのは避けては通れないのです。
では、向かい風になると何が起こるのか?
風が強くなればなるほど、パドルの重さは増して行きスピードは落ちます。
それを超える程に風が強くなってしまうと、風下へ流されてしまいます。
イメージとしては、自転車で坂道を上っていくような感じでしょうか。
風が1~2m/s それほど気にならないかもしれません。
3~4m/s 初心者の方だとキツく感じられる方もいるでしょう。
5~6m/s 初心者の方は立って漕ぐのが厳しく、座り漕ぎの方が良いです。
7~9m/s 大半の方は立って漕げなくなります。座り漕ぎで何とか前に進む程度です。
10m/s 以上 エキスパート以外は前に進めなくなります。
※特にオフショア時は大変危険ですので、初心者の方は海に出るのを控えましょう
②漕ぎ方のイメージを変える
先にお話しました通り、向かい風の中をSUPで進むということは
自転車で坂道を上っていくようなイメージです。
坂道を自転車で上っていく場合、皆さまどうしますか??(電動アシストは無しですよ 笑)
僕だったら
まずは、前に坂道が見えたら助走をつけてスピードを上げます。
それで上り切れればOK!!
上りきれず坂が急でスピードが落ちてきてしまったら、軽いギアに切り替えます。
それでもダメなら、さらに軽いギアにします。
これって自転車に乗っていれば普通です。
だけど、SUPの場合はどうでしょう??
風がある時、風が無い時、向かい風、追い風、
様々なシチュエーションの中でそれぞれ漕ぎ方を変えていますでしょうか?
向かい風で苦戦している方の大半は、意識して変えてはいないと思います。
自転車の例に倣って言うと。
・スピードがあるほどパドルは軽くなる⇔スピードが無いとパドルは重くなる
・向かい風が強い時ほど、軽いギアにする
向かい風で苦労するのは、重いギアのまま漕いでいるためです。
重い⇒漕ぎきれない⇒スピード落ちる⇒さらに重い⇒さらに漕ぎきれない
スーパー負のスパイラルに陥っているからです。
③具体的にどうすれば良いのか
まずはギアを落としましょう。
具体的には、
1.普段の状態よりも少し腰を落とします。頭の位置も低くします。
こうすることで体が棒立ちの状態に比べて風を受ける量が減ります。
2.体勢が低くなった分だけ、下の手の持つ位置を下げる。
少なくともコブシ1つ分程度はずらしましょう。
こうすることで手幅が広がって、トルクが出る漕ぎ方になります。
3.無理に前でキャッチしようとしない。
前でキャッチして漕ぐというのは、ハイギアで漕ぐことだと思って下さい。
スピードがあれば前でキャッチしても漕ぎきれますが、
スピードが出ていない状態では重いだけ。
近くても良いので、漕ぎきってボードを走らせる方が大切です。
4.通常の漕ぎよりも少しピッチをあげます。
これはスピード次第ですが、
少なくともスピードが出ていない、初速をつけたい状況であればピッチは上げます。
スピードが落ちる前に次ぎの漕ぎ、そしてパドルが水から抜けたらすぐに次の漕ぎ、
自転車の軽いペダルをクルクル回していくようなイメージでしょうか。
ボードが止まるから重くなるので、スピードがあるうちに漕ぐことで負荷が軽減します。
④おまけ
さらに速さを求めている方は、
スピードが上がるに従って、高いギア(前でキャッチ)に変えていって下さい。
向かい風の漕ぎ方の理想は、高いレベルのスピードを維持して漕ぎ続けることです。
低いギアで回転数を上げまくって漕ぐことではありません。
海面のギャップを拾ったり、ブイをターンした直後など、
やむなくスピードが落ちてしまった場合に、前述のハイトルクな漕ぎが有効となります。
その後、向かい風の中のトップスピードに戻せたら大きな漕ぎ方に戻していきます。
逆を返すとスピードが上がっていかない方は、
低いギアで漕がざるを得ないということです。
⑤最後に
今回は向かい風の中で、いかにラクに漕ぐかについてお話しました。
ただ、いずれの場合においてもキャッチが出来ることが前提です。
そもそもキャッチって何?
正しい漕ぎ方のイメージがない。
という方はこちらもご覧ください♪
苦手な向かい風を克服して、楽しく漕ぎましょう♪
それでは、また☆
僕と一緒に漕ぎましょう!!
SUP体験をするなら 神奈川・湘南・逗子 スイッチスタンスSUPスクール😊
SUP初心者の方、お1人様でも大歓迎です♪